1997.03.06 (EST) 落語を聴きながらアナーバーへドライブ
昨日はAnn Arbor(アナーバー)という、East Lansingから南東へ高速(I-96)で1時間弱のところにある街へ行きました。
車の中では「志ん生」の落語テープを聴きながら行きました。昔から落語が好きで(特に志ん生と三代目金馬)、買っていくうちにいつの間にやらテープが20本以上になってしまいましたが、ほとんどは実家へ置いてきて、今手元には5本しかないのが悲しいです。
Ann ArborはMSUのライバル校、University of Michiganのある街で、East Lansingよりも都会です。University of MichiganのキャンパスはMSUほど自然が豊かではなく、街の中にキャンパスがあるという感じですが、リスはいるのでポケットに常備のピーナツをやってきました。
MSUもU of Mも学生数はおそらく同じくらい(4万人前後)だとは思いますが、U of Mの場合、大学の周辺(歩いて行ける範囲)に教科書以外の本を売っている本屋がたくさんあるのが大きな違いです。MSUの周辺では、ここへ来たばかりの頃、1つだけ普通の本屋がありましたが、すぐに閉店してしまい、いまは教科書屋だけしかありません。4万人も学生がいて本屋がつぶれてしまうというのも不思議です。
帰る頃にはみぞれが降り始め、夜には雪になりました。
2002.10.10 (JST) 香嵐渓で五平餅・鮎料理を堪能&免許再交付で一日つぶれる
昨日は母親と車で40分ほどのところにある、足助町の香嵐渓に行った。紅葉の名所だが、紅葉はまだまだだった。平日ということもあり、観光客は少なかった。香嵐渓の足助屋敷という、かやぶき屋根の農家などを集めて工芸品(紙漉き、竹細工、機織、鍛冶など)の実演販売をしたり、昔の生活の展示をしているところへ行った。小学生の大群がいてうるさかったが、昭和の町並みを再現しているところなどあり、懐かしかった。休憩所で五平餅を食べた後、一の谷という鮎料理屋で川を眺めながら鮎定食(鮎の塩焼き、鮎田楽、鯉の洗い、鮎フライ、鮎の酢の物、鮎ご飯、吸い物、メロン)を食べた。
ZIZI工房という、高齢者がソーセージやハムなどを作っているところを見学し、足助を後にして豊田の鞍ヶ池へ行った。第二東名高速のインターチェンジを作っていた。猿投山にもトンネルが掘られている。入場無料の植物園と動物園を見た。ミシガンでは野生でそのへんにいるカモやカナダガン(Canada goose)が檻の中に入れられているのが可笑しかった。カナダガンは1羽しかいなくて寂しそうだった。
昨日、大阪のアメリカ総領事館からビザが送られてきた。以前はただのスタンプだったが、今のは顔写真入りで、1ページ大のステッカーのようなものが貼られている。今日は去年の誕生日で切れてしまった免許の再交付手続をした。期限切れの場合は運転免許試験場に行かなければならず、高校卒業直後に原付免許を取りに行って以来17年ぶりに名古屋の平針にある試験場に行った。事前に必要な書類(旧免許、パスポート、滞在証明書、写真)を調べて持っていったにも関わらず、住民票を抜いたという証明になる「除票」という書類が必要だと言われ、豊田市役所にもらいに行き、また平針に戻り、午後一にまた手続きを再開した。インターネットで調べたときも「除票」についてはどこにも書かれていなかったので、海外に 住んでいて、日本に住民票がなくて、免許の期限切れ更新をする人は気をつけて。更新手数料・講習料で5500円取られた。おまけに何も違反したわけでもないのに2時間の「違反者講習」を受けさせられ、ゴールド免許だったのが普通の期限3年の免許になってしまった。電車賃も合計2000円以上かかったし、丸一日潰れてしまってとんだ一日だった。でもこれで日本にいる間に絶対にやらなければいけない事務処理はすべて終わったので気が楽になった。あとは雑用を済ませて残りのおみやげを買うだけだ。
2005.02.21 (PST) サンフランシスコ空港まで車を運転&ギン
今日からHろみちゃんは一時帰国。サンフランシスコ空港まで車で送る。カリフォルニア人は妙に運転が荒っぽいのが多く、マナーもなっていないので運転は嫌いだ。でも今日は仕方がない。バークレーまでは運転したことがあるがベイブリッジを渡ってSFダウンタウンを抜けて空港まで運転するのは初めて。緊張する。
このところまた雨続きだが今日は幸いに朝だけ一時的に晴れ間が広がった。雨の中、混んだ高速を運転するのはPTSDの身には辛い。今日はPresidents' Dayといって金融市場・役所関係は休みの日(学校などはやっているので完全な祝日ではない)なので平日よりは交通量が少なめで助かった。分岐・合流をなんとかクリアし、無事Hろみちゃんを空港に送り届け、すぐ帰途についた。
SFダウンタウンに差し掛かるあたりは道がくねくねし、さらにベイブリッジを渡るのとUS101を北上してゴールデンゲートブリッジ方面へ行くのとが分かれていて、どのレーンにいたらいいのか最初わからず、2、3回レーンを変更した。橋を渡った後も道が分岐して合流してを繰り返すので気が抜けない。
家へ帰るとギンが妙になついて足元にまとわりついたり床に寝転がったりする。昨日の朝は手のひらをざっくりと2センチぐらい引っかかれて血が出て腹が立ったが、こういうのを見るともうすべて許してしまう。
UnitedのホームページでチェックしたらHろみちゃんを乗せた便は無事到着したらしい。ひとまず安心。
2005.07.25 (PDT) バークレー探訪~電車で30分の避暑地&Tully's
午前中からHろみちゃんと一緒にBARTに乗ってUCバークレーへ行った。バークレーへは何度も行ったことがあるが、UCバークレーの中に入るのは初めてだ。MSUよりずっと敷地は狭い(でも日本の大学と比べると広い部類に入る)が、キャンパスは起伏に富んでいるし、大きな建物が多い。キャンパス内へは車が入れず、建物の間を迷路のように歩道が張り巡らされている。
BARTでは途中MacArthurの駅で乗り換え、計30分弱でバークレーに着く。バークレーは町中がエアコンの効いたカプセルに覆われているかのような涼しさ。日差しは強いが風は冷たい。駅から東へ1ブロック歩くともうUCバークレー。カリフォルニアという場所柄か、アジア系学生の比率が高い。下手すると5割を超えているのではないか。キャンパスを歩いていくつか図書館を回り、キャンパスの南に広がる学生街の外れのタイ料理屋で安いランチを食べる。
どのように緩いfencepostを修正する
Hろみちゃんの用事を済ませ、帰る前にBARTの駅前にあるTully's Coffeeで一休み。去年、一時帰国した時に日本ではよく見かけたがアメリカでは西海岸限定で、カリフォルニアでは大都市圏にしかないのでアメリカでTully'sに入るのはこれが初めてだ。
Tully'sにはトイレがなく、帰る途中、乗り換えのMacArthur駅でトイレを探したらテロ対策でトイレが使用禁止になっていたため、改札を出て駐車場を横切り、さらに大通りを渡ってファストフード店のトイレに入った。顧客専用で、トークンが必要だったがたまたま中から人が出てきたのですぐ入ることができた。トイレからすがすがしく出てHろみちゃんを待っていたら、隅のほうに座っていた、いかにもドラッグをやっていそうな貧しそうな黒人に小銭をねだられたが英語がわからない振りをして、タイミングよくHろみちゃんが出てきたため一緒に逃げるように店を出た。どうもオークランドの辺りは雰囲気がよくないので苦手だ。
MacArthurからトンネルを抜け、20分でPleasant Hillへ。電車を降りると熱気に襲われた。太平洋のカリフォルニア海流(寒流)のおかげでSFやサンフランシスコ湾沿岸のバークレー、オークランドは夏でも涼しいが、山ひとつ越えるだけでガラリと灼熱の世界になる。SFで働くことになったら毎日この気温差を体験することになるのだろう。冷房病になったりしないだろうか。
明日は午前4時から午前9時まで「Spare the Air Day」というイベントの一環としてBARTが無料になるらしい。
2005.11.11 (PST) Mt. Diabloに車で登る&ギンそっくりの剥製
2006.04.12 (JST) ラグーナ蒲郡&駄菓子&タイムドメインスピーカー
昨夜は暴風雨になり、庭の雪柳も跡形もなく散ってしまった。桜ももう全滅だろう。最近はこいのぼりを見かけることが多くなった。季節はどんどん過ぎていく。
日曜日、また姉が車で蒲郡にあるラグーナ蒲郡という複合レジャー施設に連れて行ってくれた。海辺の広大な敷地にテーマパークやショッピング&レストラン施設、温泉、マリーナなどがある。
実際に見たのはショッピング施設だけだったが、一階には海産物などを売る店が並び、アウトレットモールのようなものもある。駄菓子屋があったので入ってみた。子供の頃駄菓子屋にいったことはあるが、見慣れないものも多い。ソースせんべい、あんずボーなど名前は聞いたことはあるが食べたことがないので買ってみた。ソースせんべいはせんべいというより、薄いウエハースのようなものが何枚か入っていて、袋に入ったソースをつけて食べる。駄菓子だから甘いソースなのかと思ったら普通のソースだった。お好み焼きとかたこ焼きのような感覚で食べていたんだろうか?
ちょっと前のアエラで読んだのだが、日本のタイムドメインという会社のスピーカーがものすごくいいらしい。オーディオマニアではないけど、いつかホームシアターでDVD鑑賞するのが夢なので、候補に入れておこう。
2006.05.30 (PDT) メモリアル・デーにSF観光&SFで有名な双子姉妹を目撃
昨日はメモリアルデーでアメリカは全国的に休日。Hろみちゃんともども月曜日が休日になっても関係ないのだが、特別なことをしようと、去年の薬膳料理教室で知り合った、サンフランシスコ在住の有名ブロガーSばらさんを日本土産持参で訪ねて行った。
Sばらさんの家はサンフランシスコ市南部の丘陵地にある典型的なサンフランシスコ住宅。家の前は坂で、両隣の家とはぴったりとくっついている。建てるのが難しそうだ。Hろみちゃんは日本で買ってきたSばらさんの著書「サンフランシスコ・スピリチュアル・ダイアリー」にサインしてもらって喜んでいた。
まずはドライブに。サンフランシスコの太平洋側へは行ったことがないので、連れて行ってもらった。風はあるけどそれほど寒くはなく、天気もよくて行楽日和だった。寒流で、水温は冷たいので水に入っているのはほとんどサーファー&ボディーボーダー。あとは昼寝している人とかサーファーを眺めている人とか。モントレーやカーメルの海よりも潮の香りが強い感じがした。
3か所のビーチを見て、一度Sばらさんの家に戻り、こんどはHろみちゃんの車でダウンタウンへ。途中、FLAXという画材&デザイン用品店に立ち寄る。日本の伊東屋にも少し似た雰囲気で、StaplesやOffice Maxなんかでは絶対に売っていないようなしゃれたデザインの高級感漂う文房具などが取り揃えてある。文房具好きにはたまらない。
駐車場に車を停めて、フィッシャーマンズ・ワーフ行きのケーブルカーに乗る。観光客用のクラシックなやつなので片道5ドル。座ったのは外向きのベンチシートの座席。ときどき人が飛び乗って手すりにつかまったまま数ブロック先でまた降りたり。急勾配を登ったり下りたりして、Sばらさんの詳細な解説つき。途中、サンフランシスコで有名な双子のおばあちゃん(San Francisco Twins)を目撃したり。SFに長く住んでいるSばらさんも初めて目撃したということなので、非常にラッキーだったのかもしれない。
終点に着いて、通りかかった土産物店の中を覗いたら、白黒の横じまのシャツやパンツなどが目に付いたので反射的に飛び込み、パジャマ用に購入。帽子も買った。昔から欲しいと思っていた囚人服(風)が手に入った。アルカトラズ土産。アルカトラズには行ったことないけど。
2,3ブロック歩いてフィッシャーマンズワーフに着いたらなぜか看板のカニが消えていた。単に付け替えている途中なのか、それとも盗まれたのか?食事をしようといくつかシーフードレストランを回ってみたが観光地プライスで高いので、Hろみちゃんが前から食べたがっていたIN-N-OUTのハンバーガーに落ち着いた。メニューのハンバーガーは3種類(普通のバーガーとチーズバーガーとダブル・ダブル)のみ。ポテトは店内で新鮮なじゃがいもを切って揚げている。マクドナルドよりも健康的な味がした。
盛りだくさんの一日を終え、帰ってからは今日締め切りの翻訳案件に取り掛かり、今日も一日かけて仕上げ、午後5時に納品。また新しく仕事が入ったので、ずっと仕事をしている感じだ。
どのように真鍮の上にペイントしない
2006.07.04 (PDT) Sausalito観光&オークランドでユッケビビンバ
ここ数日は暑さが和らいで、昨日は朝から太平洋沿岸の霧が内陸まで覆って肌寒いほどだった。日が昇るにつれて霧が海のほうへ引いて行くのを追いかけるようにサンフランシスコ湾の北岸にあるSausalito(日本名はサウサリート。英語では「ソーサリートウ」と発音)へ日帰り旅行に出かけた。Orindaから先は霧の中。
早く着きすぎてしまって観光案内所は閉まっているし、街も閑散としている。上空の霧のために曇っていて寒い。海辺のボードウォークを歩いてカリフォルニアアシカを探したけど見つからず。Sausalitoから車で20分ほど山へ入ったところにあるMuir Woodsという森林公園に行ってみた。10時半ごろなのに駐車場は満杯で、かなり先のほうへ行って路上駐車し、公園入り口まで歩いて戻ることになった。
入場料は大人3ドル。いろいろなコースがあるらしい。入り口近くは幅の広いボードウォークになっていて平坦だ。大きなレッドウッドが生い茂り、森の香りが心地いい。渓流に沿って奥へ行くと次第に道が狭くなり、山道っぽくなる。途中、山の上の方へ行くトレイルが何本かあったので、戻る途中でOcean View Trailへ出られるトレイルを登ってみたら、木の手すりもなくなり、勾配もきついし途中大木が道をふさぐように倒れていたり、一歩足を踏み外すと急斜面を滑り落ちてしまうような本格的な山道だった。山道を登っていくと息は上がってしまうし、運動不足を痛感してしまった。空手や水泳を日常的にやっていた頃だったらこんな体たらくにはならなかっただろうに。
Muir Woodsの山の中を歩いているうちに霧はすっかり晴れて青空になっていた。Sausalitoへ戻り、ヨットハーバーの近くの「Cat N' Fiddle」というレストランで遅い昼食を摂る。観光客向けなのでメニューはやや高めで味も格別いいわけではないけど3時間近く山を歩き回って腹を空かせているので何を食べてもごちそうだ。
あとはボードウォークのベンチで本を読んだりヨットハーバーの船や水上に浮かぶ家(ボートハウス)を見たり、中心街の温泉ホテルCasa Madronaの1階にあるイタリアンレストラン「Poggio」のテラス席でビールを飲んだり。朝とは違って観光客が徒歩やレンタル自転車で行き交い、活気があって観光地の雰囲気だ。
帰り道、オークランドの韓国人街で見つけた「Sam Won BBQ」という韓国レストランで夕飯を食べた。外見はちょっと怪しげで入るのにはちょっと勇気がいるが、中は広くて明るく、メニューもわりと豊富。ユッケビビンバも新鮮でおいしかった。テーブルでカルビを焼いて食べることもできるようだ。あとでネットで調べてわかったことだが、オークランドの韓国レストランの中でも人気店らしい。バークレー方面からだとI-580を降りてきてI-980に分岐して最初の出口を出て27thを左折し、Telegraphとの交差点の角にある。帰りも27thから高速に乗れるので楽だ。
2006.07.10 (PDT) Zen Center&霧のゴールデンゲートブリッジ&SFで生牡蠣
またMuir Woodsへ行こうということになり、こんどはSばらさんも誘って朝8時半ごろBARTのWest Oakland駅で待ち合わせて出かけた。前の晩にやけどしそうになりながら作ったおにぎりは朝、家で食べてしまい、意味がなかった。平日で、先週よりは早い時間だったので入り口近くの駐車場に停められた。Hろみちゃんが年間パスを買ったので二人はpassengersとしてタダで入ることができた。朝はフィトンチッドが濃くて空気がうまい。
前回とは反対側のルートを周ることにした。Lost Trailほど険しくはなかったけどやはり長い上り坂できつかった。途中2回ほど休憩。山の尾根に出たところでDipsea Trailというトレイルに出る。Muir Woodsの霧は晴れたが、海側の霧はまだ見えていて、隣の山の山頂を越えるように霧が垂れ込めているのが見えた。山の海に近い側は霧が長く留まるせいか、地面は濡れているし木の上からしとしとと水滴が落ちてきて、木の幹には苔がびっしりと生えている。
帰りの下り坂が長くて下についたら膝がガクガクになっていた。車で少し引き返し、SFのZen Centerの支部であるGreen Gulch Farm Zen Centerに立ち寄る。山間の谷のようなところに作られていて、ゲストハウス、本堂、レストランなどがあり、野菜畑や馬牧場まである。禅寺に行くのは初めてだったが、本堂には坐蒲が並んでいてしーんと静まり返っていた。畑や牧場を見てサンフランシスコへ向かう。
サンフランシスコに近づくにつれてまた霧が出始め、ゴールデンゲートブリッジは霧で包まれて上のほうや先が見えないくらいだった。サンフランシスコ市内は霧が晴れていた。
Polk St.沿いのSacramento St.とCalifornia St.に挟まれたブロックにあるSwan Oyster Depotというシーフードレストランへ行った。カウンター席が10数席あるだけの日本のラーメン屋のような店。2時だというのに行列ができている。ちょっと高めだけど生牡蠣やスモークサーモン、エビ、カニ、ロブスターなどシーフードが食べられる。3人でそれぞれクラブカクテル、クラムチャウダー、スモークサーモンを注文し、あとは3種類ミックスの生牡蠣を1ダース、3人で分けた。
またフェリービルディングで降ろしてもらい、前回ゆっくり見ることができなかったフェリービルディング内を散策。美味しいという評判のACME Breadでパンを買い、BARTで帰った。散財はしていないけど贅沢な一日だった。
2006.07.31 (PDT) Google本社見学
ミシガン時代の中国人の友人JがGoogle本社で働いているので、再会を兼ねてJの奥さんXも含めてHろみちゃんと一緒にGoogle本社見学をさせてもらった。本社があるのはシリコンバレーの中でも周辺部的なマウンテンビュー市のさらに外れのような場所。すぐ隣はゴルフ場。一つの建物がでんとあるのを想像していたのに反して、数ブロックにわたって3階建てぐらいのビルが10棟以上はあるような巨大なコンプレックスだった。
どのように導かれたライトを構築する
GoogleといえばWeb 2.0ビジネスの先駆者のような存在で、関連本が日本やアメリカをはじめ何冊も出版されていてメディアで取り上げられることも多く、インターネットビジネスの世界では今注目の企業。何ヶ月も前から楽しみで、日本にいる頃から「ウェブ進化論」を読んだり、最近では「Google」や「ロングテール理論」提唱者Chris Andersonの著書「The Long Tail」などを読んでしっかり予習していた。
今をときめく企業だからセキュリティーも厳しいのではと思いきや、駐車場に入るときはガードマンに訪問の目的を言っただけですんなり通してくれた。ビジター用ロビーに行くとXが待っていて、すぐにJもやって来て、カウンターの端末に自分の名前などを入力したら訪問者用のワッペンがプリントされて出てくる。オフィス内はさすがにJのIDをスキャンしないと入れない仕組みになっている。
建物内部はどこかの大学か、あるいは高校(下手すると小学校)の校舎のようで、ジーンズ姿、Tシャツ姿の平均年齢が若そうな社員たちが歩き回っている。仕事をしてなさそうな人も多い。カフェコーナーがあちこちにあり、飲み物や果物、チップス類、シリアル、サンドイッチなどがすべて無料というのには驚いた。カフェテリアもいくつかあり、その中のPacific Cafeという、日本(?)を意識したカフェテリアで食事。ここももちろん無料。
建物内部にはフィットネスセンター、マッサージルーム、ゲームコーナーもあり、アーケードゲームの機械やビリヤード台、マッサージチェアー、ビーンバッグチェアー、エアロバイクなどが通路脇にも設置してあったりする。社内はもちろんすべてWiFiのホットスポットで、そのへんの椅子に座ってラップトップで仕事をしている人もいる。
パーティションで仕切られたオフィススペースもあるけどデコレーションも遊び心が豊富で、海賊の旗が立っていたり、椰子の木があったり、まじめなビジネスの場という雰囲気には程遠い。一般の企業風土になじんだ人が初めてここを訪れたらショックを受けるだろう。敷地内は緑も多く、ビーチバレーコートがあったり、一人用のスイミングプール(小さくて、水が流れる中を静止したまま泳ぐようなプール)まである。犬を連れてきている社員も多く、オフィスの中に犬のエサ&水入れが置いてあったり、外を散歩させていたりもする。
ただのサーチエンジンからいつの間にやらウェブアプリケーション開発、ネット広告会社などいろんな方面にビジネスの手を広げて社員もどんどん増加して、企業文化としてもおそらくまだ過渡期にあるんだろうと思う。組織的にもフラットで伸び伸びとしてはいるものの、サーチエンジンの広告で莫大な収入があるからこその余裕であって、いずれは一般企業並みにコスト・ベネフィットを計算したりするようになるのかもしれない。でも今の姿を見ているとしばらくは働く社員にとってはパラダイスのような環境が続くんじゃないかと思う。コンピューター・エンジニアリングなんかを専攻していたら真っ先に応募ていただろうと思う。Jがうらやましかった。
2006.08.04 (PDT) サンフランシスコ中華街探検
またSF在住歴の長いSばらさんに案内をお願いして、サンフランシスコの中華街へ出かけた。BARTで中華街の最寄り駅Montgomeryまで約40分。そこから徒歩10分弱で中華街。NYの中華街と同じく、観光客が多い。
前に中華街へ行ったときは、ケーブルカーの通っているCalifornia St.からGrant St.を少し北に入った中華料理屋で食事をして、Grant St.を南へ下って門から出て行っただけで中華街の奥へはまったく行ったことがなかった。今回はサンフランシスコ中華街のディープな部分へ足を踏み入れた。Grant St.沿いの旅行者向け土産物店を何軒かはしごしたり、乾物屋に入って乾燥ナマコ、乾燥アワビ、乾燥牡蠣、乾燥タツノオトシゴ、シカの角、シカの脚の腱、サメの背骨など珍品を見たり、食料品店で調味料を買ったり。安いもの、珍しいものが多く、見ていて飽きない。
Sばらさんの話によるとサンフランシスコの中華街はギャングが仕切っているらしく、なるほどあちこちに意味不明なスプレーの落書きがあったり、中華街とは関係なさそうな怪しい雰囲気のバーが一等地にあったり、ヤバそうな裏道があったりして、いろいろ闇でうごめいていそうな雰囲気がある。
日本への土産や自分用の物など、いろいろ買った。特にサンフランシスコっぽいTシャツは持っていなかったので、1枚$3.50で恥ずかしくないデザインのTシャツが買えたのはよかった。あとはいかにも中国といった感じの中国茶や、中国の歯磨き粉、ネコの置物など。人民帽も買いたかったけど、買っても被る機会がないと思うので泣く泣くやめておいた。
2006.12.10 (PST) ミニ新婚旅行&結婚指輪のサイズ&紅白
新婚旅行は来年日本で式を挙げた後、日本のどこかへ温泉旅行にでも行こうという計画を立てているんだけど、せっかくだからアメリカでも何かしよう、ということになり、週末の翻訳の仕事を昨日の夜までに仕上げて今日は何週間ぶりかでフリーになったということもあって、ミニ新婚旅行を実行。
雨交じりのあまりぱっとしない週末なので遠出は断念。まず朝はアパートの門を出たところにあるCafe Heavenlyというカフェでエッグベネディクトとブリトーを食べ、リゾート気分で昼近くまで話をしたり読書をしたり。一度家に戻って、次はどこへ行くかという相談。本当はサウサリートのCasa Madrona Hotel & Spaで温泉に入ってマッサージ、というのが第一希望だったんだけどチップ込みで一人当たり130ドル近い出費になってしまうため、却下。徒歩圏内にあるRenaissance ClubSportはさらに高く、問題外。電話帳とネットでいろいろ調べて、Pleasant HillにあるAmerican Family Sauna & Tubに決定。それでも露天風呂+60分のdeep tissue massage(日本のマッサージに近い)でチップ込みで一人94ドルした。頑固な肩こりや腰痛がピタリと治るとまではいかなかったけど、かなりマシになった。
Hろみちゃんの結婚指輪のサイズばかり心配していたが、実際には自分の指輪の方がちょっとオーバーサイズだったことが判明。石鹸をつけて手を洗ったりするとそのまま取れてしまいそうなくらい。ミキモトで試したときはわりときつめの物を選んだつもりだったのに。サイズ直しはできないことはないが、つや消し加工がしてあるため、切ってつなげ直すと跡が残るらしい。指の筋肉を鍛えて少し太くしようと、ストレスボールを握ることにした。
前に、KTSFでは今年は紅白はやらないと書いたけど、実はひょっとしたらやるかもしれない。Tokyo Televisionのホームページでは確かに大晦日の番組表には紅白が入っていないが、Tokyo Television提供の番組以外にも、例えば「功名が辻」とか「IQサプリ」なんかがKTSFで放送しているので、紅白もTokyo Television提供ではなくてKTSFが直接流しているという可能性があることに気づいた。ちょっと希望がわいてきた。
インディアナ在住で10年前からの日記の読者のTさんからカードとお祝いをいただいた。どうもありがとう。
2006.12.19 (PST) 山から海を眺める&Krispy Kreme日本進出&月にメッセージを送る
先週末からまた朝方氷点下まで冷え込むようになった。
日曜日にHろみちゃんと一緒にMuir Woodsへ山登りに行き、Ocean View Trailを初めて登ったら山の上から太平洋が見えた。海辺から山を見ることは簡単だけど山の上から海を見るのはあまり機会がないだけにちょっと感動した。
あのKrispy Kremeが日本に進出したらしい。第一号店は新宿。アメリカでは2年ぐらい前に経営危機に陥りそうになったが、持ちこたえたんだろうか。8月に日本へ帰るときにドーナツ好きの姉にoriginal glazedをいくつか持って帰ったら喜んでくれた。たぶん日本でも人気が出るだろうな。
昨日はまた翻訳の締め切りに間に合わなくて苦しかった。2時間オーバーしてしまったが待ってくれた。同時に、日本にいる間に登録した新しい翻訳会社から翻訳の発注があった。レートは今までのところの約4割増。今日の深夜に入稿予定で明日の夜納品の短い仕事だから大幅に収入が増えるわけではないけど地道にコツコツと。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が来年夏に打ち上げ予定の月周回衛星「セレーネ」に乗せて送るメッセージを募集している。月で誰かが読んでくれるわけでも返事が返ってくるわけでもないけど、自分の書いたものが月まで行くなんてめったにない機会だから応募してみようかな。締め切りは来年1月末。
2007.08.30 (PDT) 無料BARTに乗ってサンフランシスコへ&本の執筆開始
昨日の夕方のニュースで、またSpare the Air Dayが適用され今日の午後1時までBARTが無料になるというのを知り、気晴らしにサンフランシスコへ行くことにした。鞄に本とデジカメを入れ、サンダル履きで歩いて駅まで行き、BARTに揺られて37分間。サンフランシスコの東端の駅Embarcaderoで降り、ベイブリッジの見渡せるフェリー乗り場のFerry Buildingへまっしぐら。内陸部は午前中ですでに90度Fを超える猛暑だったが、サンフランシスコはそれほど暑くない。ビル内はシーフードレストランやチーズ屋、パン屋、デリ、魚屋、花屋、キノコ屋、土産物屋、中国風茶屋、チョコレート屋などが並ぶ。
肉屋のデリでミートローフサンドイッチ($6)を買い、フェリー乗り場に出てベンチに座ってフェリーが出入りするのを眺めながら食べた。パンは歯ごたえがあるし、ミートローフもマッシュルームグレービーがかかっていてうまい。
サンフランシスコ港に来るたびに、ここに勝海舟や福沢諭吉やジョン万次郎や南方熊楠も船で降り立ったんだろうなぁと感慨深くなる。フェリー乗り場へは対岸のオークランドをはじめ、サウサリートやアルカトラズ、Vallejoなど数多くの定期航路が乗り入れていて、しばらく座って眺めているだけでいくつもフェリーが出たり入ったりするのを見ることができる。ベイブリッジやゴールデンゲートブリッジができる前はフェリーが交通の主要手段だったので、今よりもっと賑わってたはずだ。
今週金曜日の夜8時から来週火曜日の朝5時まで、ベイブリッジの東側のスパン(Yerba Buena Islandからオークランドまでの部分)の一部交換工事のため、89年に地震で橋の一部が壊れて通行止めになって以来18年ぶりにベイブリッジが全面通行止めになる。BARTは地下トンネルを通ってるので関係ないけど、車でイーストベイとサンフランシスコを行き来する用事のある人は大変だ。
一昨日あたりからようやく本の執筆に取りかかったが、まだ最初のオリエンテーション部分なので遅々として進まない。もっと面白くなってくればアドレナリンが出て、何時間も集中できるようになるんだろうけど。
2012.04.06 (PDT) Point Isabel
今年の誕生日当日はNorinaブランドのシュークリームで祝った。その翌日にはバークレーのMさんがローフードのストロベリーケーキを届けてくれた。
西遊記は読んだり読まなかったりする日もあり、今ようやく2冊目。やっと三蔵法師が登場し、孫悟空と出会ったところ。観音菩薩が事前にいろいろと手を回していたんだな。
午後、天気がいいので娘の初デイケアトライアルを迎えに行くのに同行し、そのまま家族でPoint Isabelに出かけ、海沿いの道を30分ほどかけてゆっくりと散歩した。考えてみたら外を散歩するのは1月3日に初めて病院へ行ってX線検査を受けた帰りにバークレーのTilden Parkを歩いて以来、3カ月ぶりのことだった。病院へ行く以外、家から出ることがほとんどなくなったので足の筋肉が衰えていないか心配だったが大丈夫だった。
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